治療に使用した器具は、水洗洗浄した後、血液などの汚染物を物理的に除去するため、超音波洗浄器にかけます。
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その後は、高圧蒸気滅菌機オートクレーブによる滅菌です。
131℃・2気圧・20 分以上の設定で行っています。
121℃以上の高温に耐えられる器具のみ、これで滅菌します。
長所は、短時間で100%の滅菌ができることです。
最大の欠点は、高温に耐えられない器具がかなりあり、それらは別の方法でなければ100%の滅菌はできないことです。
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高温に耐えきれない器具等は、薬液等に漬けて消毒をしています。
当院では EO 水(酸性電解機能水)を使用しています。
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滅菌が終了した器具は、滅菌袋に入れたまま保管するか、紫外線殺菌灯の中で保管します。
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歯を削る器具のことをハンドピースと呼びますが、使用したすべてのハンドピースは、注油後、パックに入れ、オートクレーブにかけて滅菌してから他の患者さんに使用しています。
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